「たいこどんどん」観てきました
2011-05-25


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劇場:シアターコクーン
時間:13:30〜
席:G列8番(通路脇のため、役者さん近し)

 シアターコクーンの事前予約抽選には敗れたが、別ルートでチケットゲットできました。

 戯曲は事前に読んだ上で、どんな演出をするのか、音楽は?など興味津々で観にいきました。よかった〜。
 定式幕、アメージンググレースでのオープニング、鏡を使用していることについては事前に観劇された方のHPで確認済み。

 古田さんがキャスティングされて観に行ったんですが、橋之助さんが良かったでした。立ち方、手足のきれいな使い方、ノックアウトされました。やっぱりただ立ってるだけじゃ綺麗に見えない、舞踊ってすごいんだと再認識。
 戯曲家の井上さんに敬意を表し、たくさんの台詞を略することなく舞台にしたため役者さんたちはさぞや大変だったと思います(WOWOWで「省略は一切しない」と蜷川さんは言っていた)。正味たぶん3時間30分はあったと思います。途中20分休憩がありました。
 劇の時間を気にするあまりか、古田さんは少しなげやりに次の場へ気持ちが動いている風が見えやや興ざめ。まあ、出ずっぱりだったし大変だったとは思います。何だか随分やせたようにも見えたし・・・。

 ですが!最後井上演劇らしく歌があり、その後、自分の実家がつぶれ、時代も江戸から東京へ変わったことを知りどう生きればよいのか狼狽する若旦那(橋之助さん)に桃八(古田さん)の「何にも変わりませんや。鼻から息を吸って・・・」にたどり着いたときには、現在の世の中や、井上さんの気持ちを見事舞台化した蜷川さんや役者さんたちの気持ちがぐっときて、ぼろぼろ泣いてしまいました。

 「世の中がどう変わろうとも、人は生きるんだ」と。息をして、食事をして、食事のためには仕事をして。何にも変わることはないんだと諭された気がしました。

 井上さん、いい戯曲書いてくださったんだなぁ。本当に亡くなってしまったんだなぁ。蜷川さん、スタッフさん、役者さん、いい舞台にしてくれたなぁ。・・・と良い栄養をいただくことが出来ました。

追伸:山崎一さんいらっしゃってました。泣いているのが珍しかったのか顔見されました(わ〜い)。
[演劇]
[古田新太]
[蜷川幸雄]

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