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新国立劇場 中劇場 15列29番
戯曲は、図書館で借りて読んでみたが、いったいこれのどこが人を惹きつけるのかさっぱり分からなかった。ただの、オドロオドロしただけのお話にしか感じられなかった。
舞台は、前9列を潰し、舞台との間にお濠のようなスペースを作り、舞台の下を牢屋にしていた。下には少し水が張ってあり役者がそこを歩くたび水音がした。客席側の目の前にも50cm程の土手を作り、お濠からそこへ上がる階段が作ってあった。舞台側との行き来にはプールのような梯子が舞台上手に据えてあった。
ヨカナーンは、基本お堀の牢屋。お濠にいる時の台詞は、マイクでエコーを効かせ、居所を強調していた。
舞台の上部には、斜めに大きな鏡が据えてあり、まるで人間の有様を俯瞰する視点をもたせているようだった。
舞台と影絵を映し出すスクリーン、シンプルな家具があるのみ。
いやぁ〜、最初から最後まで息をもつかせぬ展開。あのサロメなら、最後のあのセリフが腑に落ちる。生娘が恋する男の生首を所望する。阿部貞を連想させた。
多部ちゃん、分別臭い地声、あどけない猫なで声、そして威嚇し怒鳴り散らす声。とにかく声の表情の変化が素晴らしいかった。声もよく通っていた。
戯曲にあったのは、それ以外にも宗教、人種、身分階級など様々なものが書かれていた。舞台に現されたモノを観て、初めて分かった。
青白い月の光、最後の血の色、素晴らしかった。宮本さんの演出、平野さんの戯曲、キャスト、その他全てにおいて本当にすごかった。
上演時間は、1時間40分。あっという間だった。客層は、私が今まで経験した中で、一番男の人が多かった。男女比率は半々かむしろ男の人が多かったかもしれない。
◆稽古場レポート
「おけぴネット」
◆多部未華子インタビュー
「朝日新聞どらく」
◆麻実れいインタビュー
「朝日新聞アスパラクラブ」
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舞台写真
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